従来から食材としてよく使われている水煮豆は、蒸し豆と比べて色は少しきれいですが味が弱い、それに比べて蒸し豆は大豆のおいしさが残っていて自然な感じでとてもいい、という声をよくお聞きします。
蒸し豆と水煮豆とは、何がどう違うのでしょうか?

蒸し豆は、水煮と違い水の中で加熱せず蒸しているので、溶出し易いビタミン、たんぱく質などの豆の栄養素や機能性成分が多く残っています
■栄養成分の比較 <当社調査データ
| ※100g当り |
蒸し大豆 |
水煮大豆 |
| たんぱく質(g) |
15.90 |
12.90 |
| 食物繊維(g) |
7.60 |
5.50 |
| カリウム(mg) |
700.00 |
33.00 |
| マグネシウム(mg) |
93.00 |
55.00 |
| 鉄(mg) |
2.00 |
1.80 |
| 亜鉛(mg) |
1.40 |
1.10 |
| ビタミンB1(mg) |
0.12 |
0.01 |
| ビタミンB2(mg) |
0.11 |
0.02 |
| 葉酸 (μg) |
100.00 |
11.00 |
黒豆についても同様で、黒豆の黒い皮には、大豆にない機能性成分のポリフェノールが含まれており、近年の研究では、黒豆のポリフェノールの一つのアントシアニンという成分が注目されるようになりました。
もちろんこの成分も水煮豆と蒸し豆では大きく異なるのです。
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女性ホルモンの働きに相似している
イソフラボン |
動脈硬化や高血圧によいとされる
レシチン |
ダイエット効果に良いとされる
サポニン |
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| 総ポリフェノール |
アントシアニン |
※当社分析データ:単位mg/100g |
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例えば、近年女性ホルモンに似た成分として注目をあびているイソフラボンは腸から血液中へ吸収され、血中で女性ホルモンの代わりとして働きます。腸から血液中に吸収されるときに、腸内細菌が必要となります。大豆には、腸内細菌の活動を活発にするオリゴ糖は水に非常に溶け易いため、水煮豆では煮汁に溶け出してしまいます。
「蒸す」ことで水煮と違ってイソフラボンやオリゴ糖の溶出も防いでいるので、体内での吸収も非常に良いと言えます。

栄養成分や機能性成分はその素材の味を構成している要素といっても過言ではありません。
その成分が多く残っている蒸し豆の味は素材の味が生きているのです。
| 水煮豆がおいしくない理由 |
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| 味気がない |
23% |
| 蒸し豆にあるような豆の甘みがない |
30% |
| 塩味が濃い(豆の旨味が消されている) |
19% |
| 渋み・苦みがある |
8% |
| ふっくら感がない |
8% |
| 後味がわるい |
4% |
| 水煮は皮が口に残る |
4% |
| なんとなく |
4% |
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